ATLAS S9 PVP解説ブログ

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ATLASのPVP解説です

第7回 Warehouse、Marketの仕様と設置

今回は第5回で少し書いた、Warehouseや生産設備、Marketについての話です。

まずはWarehouse(倉庫)について。

Warehouseは、球形範囲半径450m以内にある生産設備(Mine,Quarry,Lumberyard,Farmhouse)から10分ごとに、そのインベントリの中の5%の資源を収集します。起動のための燃料スロットがあり、燃料(木材:wood・炭:coal・油:oil)を入れられますが、サーバー更新を挟むと燃料が減らなくなります(Warehouseの収集インベントリを触っても減らない)。9シーズン現在、1日一回日本時間午前3時にサーバー更新が入るので、燃料は実質1日分しか減らないです。容量は120スタック、25万重量です。中のものは1スタック10000個になります。大量のアイテムが入ることが多いので、内部のものをOキーで捨てて中心から出し、運ぶことが多いです。

Warehouse



設置位置ですが、だいたいShoreline(海岸線:海と陸の境目)から30mまでが設置可能位置です。平らな地面またはクリフプラットフォーム(Cliff platform)の上に設置できます。ただ、この設置判定ですが、範囲が球状ではなく円柱形なので、海岸が真下にある場合、高台などに設置出来ます。

海岸線から30m離れると建築不可判定が出る

高台設置Warehouseの例

このWarehouseですが、耐久が10000(ダメージ石判定)しかないため、Ship cannon(大砲)およそ18発で簡単に壊せてしまいます。大量の資源と、後述するMarketによる取引で生産されるGold coin(金貨)が貯まるので、PVPでは真っ先に攻撃される対象です。高台に設置や、建造物で囲ったり、パックルを置いたりして対策をしましょう。

 

次は、生産設備についてです。生産設備は全4種類あります(Farmhouse,Lumberyard,Mine,Quarry)。燃料はWarehouseと同様に木材・炭・油で、こちらも同様にサーバー更新を挟むと燃料が減らなくなります。。どの生産設備も、中心から20m以内にあるノード(資源源)の種類に応じて、資源を採取します。なので範囲内に多くの種類のノードがあると、実際の生産量は2倍、3倍になります。またこの生産設備ですが、30m以内に建造物が存在すると、Outdoor efficiecyの値が下がり、生産力が下がります。Outdoor efficiecyは0.75以上は最低保つようにしましょう。

Outdoor efficiencyの表示

では、各生産設備の詳細を見ていきます

1.Farmhouse

繊維(fibers),ベリー(berry),野菜(vegetables),ハーブ(herb)を自動で集めます。生産設備の中で一番大きく、風車も回転し目立つので、壊されやすいです。繊維は収集量が多いので、Warehouseの範囲内に最低1つあれば、資源バランスとしては問題なかったりします。

Farmhouse

2.Lumberyard

木材(wood),わら(thatch)を自動で集めます。木材は船のプランクや、火薬の材料の炭にもなるので重要資源です。また、4つの中では一番見た目も小さく隠しやすいです。

Lumberyard

3.Mine
金属鉱石(metal),宝石(gem)を自動で集めます。金属鉱石は採取しづらいですが使用量が多く、最重要資源なので可能なら多数設置したいです。半分が岩のような見た目をしているので、残り半分を崖などにめり込むように設置して、周囲の風景と同化させて気づかれにくくしましょう。

Mine

4.Quarry
石(stone),火打石(flint),塩(salt),水晶(crystal)を自動で集めます。火打ち石は火薬に大量に使用します。また、樽爆弾やMortarの弾の材料となるブラスティングパウダーを作る際は塩と水晶が重要です。

Quarry

シーズン9中盤でサイレントパッチが入り、現在自分のカンパニー以外の生産設備から中身を抜くことができなくなりました。中身が欲しい場合は破壊しましょう。

 

最後に。Marketについてです。

耐久15万の石判定建造物。Warehouseより圧倒的に硬いので、よくWarehouseだけ破壊されMarketが残っていたりします。Marketは20m以内?にあるWarehouseと接続し、Warehouseの中身を3リージョン以内(例:A3の場合A1やC3まで)の同様のWarehouseと交換します。仕組みとしては、こちらから交換したいもののリストを提示し、それにマッチするMarketが取引先にいた場合、仮想船が出航し取引が始まる、というものです。また、仮想船が到着した際に、リージョン距離と敵対かどうかに応じて、Gold coin(金貨)が手に入ります(0~24枚)。仮想船は途中通ったリージョンにあるシーフォート(SeaFort)の税率によって税金を取られ、生産金貨を少しずつ減らします。積極的に交易することによって大量の金貨を生産しますが、仮想船は確率で難破したり寄り道をしたりするので、その際に資源は消失し、代わりに火薬や大砲の弾、Gem、多種の木材、インゴットなどがランダムで手に入ります(資源消失の確率は体感1/4の確率)。なので金貨を生産するために多数の交易を相互に行っていると、資源が目減りしていきます。

Market

Warehouseにめり込ませて設置可能。
中心はアイテムをOで捨てた際にバッグが出現する場所なので避ける。

MarketはEキーで設定画面を開き交易の設定をすることができます。設定画面の説明をしていきます。

Marketの設定画面

・上部切り替えタブ(Trade Withの文字横)
自分のカンパニーの他のマーケットの設定画面へと飛びます。遠隔で遠くのリージョンのMarketの設定ができます。

切り替えタブ

・Logs
何を交易したか、どこと交易したか、どこで税金を取られたかなどの情報がログとして出ます。

 

・Trade Routes

交易中や交易申請中の、他Marketのリストです。ステータスの詳細は以下の通りです。

 Accepted:交易中

 Sent:こちらから申請中。向こうがAcceptすると交易が始まる

 Recieved:向こうから申請中。Acceptすることで交易できる

 Suspended:交易を一時中断中

 Canceled:交易をキャンセル済み

表示の例。左から、そのマーケットのリージョン、ステータス、カンパニー名、マーケットの名前、予想金貨量(税金課税前)、現在出航中の仮想船数(エラーで正しく表示されづらい)

右側にある歯車で、そのMarketのtrade offers(交易要求)を見ることができます。

右側の歯車を押すとタブが出る

そうすると画面右半分のTrade Offersが変更され、そこに取引先マーケットの交易要求が表示されます。

変更された状態。左上部分のView My Trade Offersタブで自カンパニーのTrade Offersに戻れる。

左部分にあるFind NewTrade Routeで、Logs欄の部分が変更され、範囲内にあるすべてのマーケットのリストが表示でき、交易を申請できます。

Logsが変更され、範囲内のMraketリストが表示される

ここでも右の歯車から相手の交易要求を確認できます。また、右の歯車から交易の申請もできる。左上のView Logsでログ表示に戻る。

 

・Trade Offers

交易したい品目とその交換品目、交換重量比をここで決定します。

表示の例。左から、こちらが出す資材、交換比、相手が出す資材(一般名の場合、木材なら木材どれとでも交換可能ということ)、アイコンによる簡易表示

この木材の場合を例にとると、Firと、すべての種類の木材からなにかを、1:1で交換したい要求を出しています。ただし、同じ種類の資材同士では交易が起こらないので、相手が交易に出しているのがFirの場合、交易が開始しません。相手がそれ以外の木材を1:1、またはそれよりも多く出してくれる場合、交易が開始します。

新しいTrade Offerを設定したい場合、左部分NewTradeボタンから作成します。また、すでにあるものは右歯車からEditを押して編集可能です。

NewTradeとEditのボタン位置

大抵の資材は交易可能です。可能かどうかはEdit時に右に出る交易品の一覧から判断します。そこに項目があれば交易可能です。自カンパニー側の交易項目はWarehouseに入っている資材のみ表示されます。木を石と交換など、別資材との交換も可能ですが、ほとんど見かけないので、使うとしたら自カンパニー内の取引くらいです。

Edit画面

資材交換比は、Exchang Rateを多くすればするほど相手の量が多く、少なくすればするほど自分の量が多くなります。最大で1:100か100:1まで偏らせることができます。自分のカンパニー専用のWarehouseを用意して、1:100で交換することで擬似的に資材のの運搬も可能です(専用にしない場合他のカンパニーに資材が流出する)。

交換比1:100(自カンパニー不利)

交換比100:1(自カンパニー有利)

 

いかがでしたか。これら自動生産設備は仕組みが複雑ですが、うまく機能させることで圧倒的な資材生産力、金貨生産力を生み出せます。拠点を設けたらなるべく早く設置し、常に稼働させ続けるのが鉄則です。また、生産設備は高品質の設計図(BluePrint)使用品を用意することで、収集速度(gather rate)がかなり上がります。積極的に使用しましょう。

 

次回はWarehouseを含めた金貨集めの方法全般について解説予定です。

 

※ここに記載されている情報はATLAS公式PVPシーズン9(2022年5月25日開始)時点での情報です。